岩澤倫彦

岩澤倫彦

MICHIHIKO  IWASAWA

ジャーナリスト/ドキュメンタリー作家

1966年 北海道札幌市生まれ

1987年 アイルムービー入社
                    TBS「素晴らしき仲間Ⅱ」などドキュメンタリー番組、記録映画の制作に従事

1991年 千葉県市川市のCATV局立ち上げに関わり、
      ニュース番組のプロデューサー兼チーフディレクターを務める

1996年 フジテレビ『ビッグトウディ』専属ディレクター

1997年 テレビ朝日『列島警察24時シリーズ』取材ディレクター

1998年 テレビ朝日『スーパーJチャンネル』専属ディレクター

1999年 フジテレビ『ニュースJPAPAN』専属ディレクタ―

2001年 同番組・C型肝炎取材班チーフディレクター

2003年 薬害C型肝炎に関する調査報道で「新聞協会賞」「米ピー・ボディ賞」等を受賞

2004年 独立系プロダクション「ノーザンライツ」を設立、代表就任
       調査報道班チーフディレクターとして社会問題の特集シリーズ「時代のカルテ」を制作
      『ドキュメント 検証C型肝炎』(小学館刊)を出版

2008年 『薬害C型肝炎〜女たちの闘い〜』(小学館刊)を出版

2014年 独立系プロダクションとして活動開始

2020年 「がん免疫療法 戦慄の実態」を文藝春秋に寄稿
      美容外科グループが自由診療で行う がん免疫療法の実態を週刊東洋経済誌にて報じる
      『やってはいけないがん治療』(世界文化社)を出版

1966年、北海道札幌市生まれ

1987年、アイルムービー入社。TBS「素晴らしき仲間Ⅱ」などドキュメンタリー番組、記録映画の制作に従事

1991年、千葉県市川市のCATV局立ち上げに関わり、ニュース番組のプロデューサー兼チーフディレクターを務める

1996年、フジテレビ『ビッグトウディ』専属ディレクター

1997年、テレビ朝日『列島警察24時シリーズ』取材ディレクター

1998年、テレビ朝日『スーパーJチャンネル』専属ディレクター

1999年、フジテレビ『ニュースJPAPAN』専属ディレクタ―

2001年、同番組・C型肝炎取材班チーフディレクター

2003年、薬害C型肝炎に関する調査報道で「新聞協会賞」「米ピー・ボディ賞」等を受賞

2004年、独立系プロダクション「ノーザンライツ」を設立、代表就任。同番組・調査報道班チーフディレクターとして、医療、社会問題の特集シリーズ「時代のカルテ」を制作。『ドキュメント 検証C型肝炎』(小学館刊)を出版

2008年、『薬害C型肝炎〜女たちの闘い〜』(小学館刊)を出版

2014年、独立系プロダクションとして活動開始

2015年、『バリウム検査は危ない 1000万人のリスクと600億円利権のカラクリ』(小学館刊)出版

2018年、『やってはいけない歯科治療』(小学館新書)を出版

2020年、「がん免疫療法 戦慄の実態」を文藝春秋に寄稿。湘南美容外科グループが行う、がん免疫療法の実態を週刊東洋経済にて報じる。『やってはいけないがん治療』(世界文化社)を4月に出版

受賞歴

・新聞協会賞
・米ピー・ボディ
・U.S. INTERNATIONAL FILM&VIDEO FESTIVALドキュメンタリー部門

メディア出演・対談

|テレビ|
・大下容子 ワイド!スクランブル
BS-TBS 「週刊報道LIFE」

|ラジオ|
・J-WAVE 「JAM THE WORLD」
・TBSラジオ「ACTION」
  「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど…」歯科技工士スペシャル
・高城未来ラジオ
    <前編>日本の医療の闇 歯科
   <後編>がん免疫療法

|新聞|
・朝日新聞 オピニオン
・日本歯科新聞社 アポロニア

講演会・シンポジウム

・ODH草の根歯科研究会 歯科患者塾
・がん患者会シャローム  患者の集い「免疫細胞療法」
・東京大学医科学研究所「現場からの医療改革推進協議会」
・市民のためのがん治療の会「がん検診を考える」
・臓器移植法を問い直す市民ネットワーク「新臓器移植法を問う 〜小児の救命と脳死と移植〜」
・九州大学「感染症最前線」
・科学技術社会論研究会「マスメディアと科学技術」

WORKS

magazine

週刊ポスト

やってはいけない歯科治療

がん早期発見プロジェクト

緩和ケアドキュメント

がん免疫細胞療法の闇

バリウム検査は危ない

病院が危ない

東洋経済
関テレ 岩澤倫彦の報道履歴

スキルス胃がんの特徴を表すレントゲン画像

毎年5万人が命を落としている胃がん。
国は早期発見を目的としてバリウムによる検診を推奨しているが、毎年受けていてもステージ4の状態で発見されるケースは少なくない。また、バリウムが排泄されないまま石のような塊となり、腸に穴があいてしまうといった重大な事故も報告されている。
9年振りに胃がん検診ガイドラインが改定されるのを前に、唯一推奨され続けてきたバリウム検診の矛盾、胃がんから命を守るために必要なことは何かを問うドキュメンタリー。[2016年3月OA]

ザ・ドキュメンタリー 岐路に立つ胃がん検診

ニュースジャパン 岩澤倫彦の報道履歴

HIVと献血

2013年、輸血によって患者2人がHIVに感染。献血した男性が感染リスクのある性的行為について虚偽の申告をしていたことが分かり、厚労省は“検査目的の献血だった疑いがある”と見解を示す。

HIV陽性者の支援活動を行う、高久陽介さん(38)は、保健所の検査でHIV感染を知って早期に治療を開始、エイズの発症を抑え込むことができていると証言。
一方、日赤が人道的な配慮で、献血者のHIV感染を告知していることが公然の事実として知られていること、HIV陽性者に対する偏見が保健所での検査を受けづらくしている実状を明らかにした。[2014年2月OA]

特定看護師

<診療看護師は医療崩壊を救うか?>

深刻な医師不足の日本で、大きな期待を集めているのが『診療看護師』。
5年以上の実務経験を持つ看護師が、大学院で2年間、医学知識や技術の教育を受け、医師の指示の基で診療や検査、処置など特定行為を行う。

せんぽ東京高輪病院(取材当時)の診療看護師・松橋詩織さんを密着取材、救急外来から入院患者の対応まで、医師と対等の立場で治療方針を決めていく、新しいスタイルを追った。

看護師不足
<知られざる看護師の危機>

全国の病院では、看護師不足による過重労働が深刻化している。

せんぽ東京高輪病院(当時)の集中治療室・担当看護師の渡邉淳子さんは、2歳と4歳の子供を育てながら働いているが、極めてハードな毎日だ。
病院独自の育児支援制度(勤務時間の部分短縮)を利用して、保育園の送り迎えなどをこなし、夫が自宅にいる土日に夜勤を担当しているという。
長女の妊娠後も仕事を続けた渡邉さんは切迫早産となり、三ヵ月間の入院生活を送った。

日本医労連の最新調査では、切迫流産を経験した看護師は、『34.3%』。一般事務職員(17.1%)の2倍、という厳しい実態が浮き彫りになっている。[2013年6月OA]

栗橋病院

埼玉県久喜市で救急車の搬送先が見つからず、患者の男性が死亡した。
取材班は、かかりつけだった病院の救急医療体制について、密着取材を実施。
若手医師が連続36時間勤務で当直するなど、過酷な実態を検証を行い、いわゆる“たらい回し”とは異なる、厳しい医師不足が問題の本質であることを報道した。[2013年5月OA]

放射線計
3月11日の東日本大震災発生の10日後から、福島県南相馬市に入り、以後はニュースJAPANの福島担当として、現地の状況をレポートした。
4月には福島市内で、極めて高い放射線量の地域=ホットスポットが存在することを報道。

また、6月には子供の内部被ばく検査を札幌医科大学の協力を得て、独自に実施している。
同年10月から、放射能問題と退治する住民の様子を、特集シリーズとして定期的に報道した。[2011年3月-2014年3月OA]

vol.01 「子供を放射能から守る」
vol.02 「崩壊の危機にある地域医療」
vol.03 「故郷を守るための決断」
vol.04 「放射能の危険が迫った4日間」
vol.05 「ホットスポットと生きる子供たち」
vol.06 「現在進行形で被ばくする子供たち」
vol.07 「市民が放射能測定する理由」
vol.08 「除染で故郷を取り戻せるか」
vol.09 「自主避難した家族の軌跡」
vol.10 「放射能からの疎開・母の決断」
vol.11 「警戒区域の解除と未来」
vol.12 「除染作業ができない本当の理由」
vol.13 「楢葉町 原発の町が歩むイバラの道」
vol.14 「ここに生きる男たちの夏〜相馬野馬追」
vol.15 「除染と格闘する果樹園の記録」
vol.16 「地熱発電とそこに生きる人々」
vol.17 「地熱発電をめぐる不安と思惑」
vol.18 「詩人・和合亮一 放射能と向き合う」
vol.19 「南相馬 旧警戒区域の年越し」
vol.20 「スキー場に生きる」
vol.21 「警戒区域の現実と子供の未来」
vol.22 「自主避難 分断された家族の苦悩」
vol.23 「若き酪農家とTPP」
vol.24 「原発事故3年目の決断」
vol.25 「松明あかしに託す父と子の希望」
vol.26 「原発の町が向き合う厳しい選択の年」
vol.27 「医療崩壊の危機 ある眼科医の覚悟」
vol.28 「医療崩壊の危機 命を救う現場に生きる」

イレッサ
インターネットや一部マスコミが、“夢の新薬”とした肺がん治療薬(抗がん剤)のイレッサは、販売開始直後から、副作用の間質性肺炎で死亡する患者が急増した。
患者遺族らは、製薬会社と国を相手に「副作用を正しく知らせなかった」として損害賠償訴訟を提訴、「効果もなく、死に至る副作用で承認を取り消すべき」と主張して、イレッサは一躍“悪魔の薬”となった。

岩澤は、がん医療の現場シリーズで取材した肺がん患者の一人が、イレッサ服用によって治療をしながら仕事を継続していることを知り、治療中の肺がん患者や医療現場での実態を取材。
原告側と、患者側、双方の視点で肺がん治療の現実と「イレッサの効果と副作用」について客観的に検証。

さらに販売開始当時にあれだけ多くの副作用死亡を出した要因、そして効果に疑問が出た理由について二回にわたって報道した。[2011年10月OA]

肺がんレントゲン画像
“抗がん剤は効かない”とする本がベストセラーになる中、がん医療の臨床現場に密着。抗がん剤の効果と存在意義について、患者側と医師側、双方の視点で伝えた。

また、日本の男性がん死亡数トップの肺がんは、早期発見すれば完治可能となっているが、国が勧めている「レントゲン検診」では早期発見が難しいという現実がある。
レントゲン画像は、いわば影絵のために、骨などによって必ず死角が存在するためだ。

さらに、早期の段階では見落としのケースもあるため、ダブルチェック体制が必要となる。
しかし、ある患者が受けた検診のダブルチェックは、引退した老齢医師に下請けに出され、初期の肺がんが見落とされていた。

専門医の大半は、輪切りで撮影するCT検診であれば早期発見が可能、と指摘する。こうした肺がん検診をめぐる矛盾について検証報道を行った。[2010年7月-12月OA]

vol.01 「置き去りにされた放射線治療」
vol.02 「地域格差の現実」
vol.03 「乳がんの再発リスクと闘う」
vol.04 「寛解 抗がん剤治療の現実と希望」
vol.05 「外科医の警告 肺がんから生還するために」
vol.06 「肺がんレントゲン検診の死角」
vol.07 「臨床医は語る レントゲン検診の真実」
vol.08 「闘病8年の視点」vol.09 「CT検診 早期発見に挑む地方の気骨」
vol.10 「ダブルチェックを疑え 検診の実態」

動物の殺処分
生後間もない子犬や子猫を、深夜遅くまで店頭に展示しているペットショップ。高値で取引される小型犬を、虐待に等しい劣悪な環境で繁殖する業者。
そして、人間の都合で殺処分される、毎年30万頭を超える命。

滝川クリステル・キャスターが、番組を離れる前にどうしても伝えたいテーマとして選んだ『命の現場』では、共に現場を取材した。

VOL.3『すべての犬たちに安息の日々を』では、ある保健所で殺処分される犬たちの様子を放映、人間に翻弄されて消えていく、命のリアルな映像が社会に大きな衝撃を与えた。[2009年9月OA]

vol.1「ショーケースの子犬はどんな夢を見るか」
vol.2「子犬が産まれる場所」
vol.3「すべての犬たちに安息の日々を」

沖縄中部病院
救急車が搬送先の病院を長時間にわたって選定できない、いわゆるたらい回しが全国的に問題となっている中で、沖縄県立中部病院は、「絶対に搬送依頼を断らない」救急医療を続けている。

その鍵を握るのは、若手の研修医を中心としたアメリカスタイルの「ER」方式。

医者になって1、2年でも、臨床の現場に立ち、実践的な医療を身につけていく様子を追いかける一方、中部病院でも小児科医が不足して厳しい事態になっていた。[2009年6月OA]

vol.1「絶対に断らない救急医療ERとは」
vol.2「最前線に立つ研修医」
vol.3「命の瞬間に向き合って」
vol.4「最後の砦を守る 産科医の未来」
vol.5「すべて幼き命を救うために」
vol.6「救急医療の聖域に迫る危機」

歯科治療
急速に普及している、インプラント治療。

歯科医院によって技術格差が大きく、治療後にインプラントが脱落したり、適正な処置がされずにトラブルが続出している実態を明らかにした。
東京医科歯科大・春日井昇平教授は「他院でのインプラントのトラブル対応がすごく増えている」と証言、歯科医院の治療成績を情報公開するべきと提言する。

いっぽう、虫歯治療の定番ともいえる“銀歯”は、歯を削る量が多く、虫歯が再発しやすいなどの問題が指摘されてきた。東京医科歯科大・田上順次教授は、銀歯から『レジン』治療への切替えを提唱している。歯を削る量が最小限で済み、虫歯の再発も少ないのが理由だという。
しかし、レジン治療の普及が進まないのは、診療報酬が銀歯よりも低いという事情があった。[2009年2月-3月OA]

小林美佳
心と身体に深刻なダメージをあたえ、『魂の殺人』ともいわれる卑劣な性犯罪。
日本の場合、支援体制が不十分なこともあり、被害者は声を上げることもできないまま、孤立感を深めてきた。

こうした状況下で、素顔と実名でご自身の被害体験を公表、全国の被害者と直接交流をしている小林美佳さん、そして被害者のポートレートを撮り続ける、フォトジャーナリスト・大藪順子さんの二人を密着取材。

また、刑務所に服役する加害者に直接インタビューを行い、彼らの性犯罪に至った“認知のゆがみ”の実態に迫った。[2008年12月OA]

vol.1「素顔で伝える被害者の想い」
vol.2「“私は立ち上がる”被害者の選択」
vol.3「罪の連鎖を断て〜黒羽刑務所」
vol.4「罪の連鎖を断て〜大阪刑務所」

脳死移植を考える
冷やした血液を脳に送り、脳死を防ぐ「脳低温療法」に人口心肺装置(PCPS)を使って
蘇生率を大きく向上させた、鹿野恒医師(市立札幌病院・救命救急センター)。

常に全力で患者の救命にあたり、それでも救えなかった脳死患者の家族に対しては、「臓器提供という選択肢を伝える」という、当時は異色の存在だった鹿野医師を密着取材。
救急最前線に立つ医師の本音と苦悩を伝えた。[2009年9月OA]

vol.1「生死を分ける脳低温療法」
vol.2「変わる死の概念」
vol.3「救命救急医と臓器提供」

 

子供の渡米手術の募金を募る

臓器移植法を改正する気運が高まる中で、我が子をドナーとする決断をした父親の予測していなかった苦悩、海外で臓器を買った男性の本音、そして移植が必要な幼い子を持つ親たち。
それぞれの立場からみた脳死移植を検証。

脳死患者の手足が動く「ラザロ現象」を、日本のテレビとして初めて紹介した。[2005年12月-2006年11月OA]

vol.1「我が子の命」
vol.2「いつか最期の時に」
vol.3「腎臓をめぐる物語」


障害者自立支援法と田代くん
厚生労働省は、障害者の介助サービスについて、障害の程度や本人の意向を考慮して決められていた支援費制度から『障害者自立支援法案(当時)』に切り替え、介助サービスの内容を画一的に決定、利用時に原則一割の負担を求めると発表。
その意図するのは、社会保障費であることは明らかだった。

取材チームは1年間にわたって、様々な障害を持つ人々に密着取材、同法案によって生活が大きく制限され、場合によっては命の危険にさらされる可能性があることを伝えた。

脊髄性筋萎縮症の田代伸之くん(当時22)は、自力での歩行はできず、幼い頃から車いす生活を送り、2005年に初めてアパートでの自立生活を始めた。彼は不安を抱えながらも、食費を一日500円に切り詰めるなどして乗り切ろうとしたが、一気に体力が低下。

​障害者自立支援法が施行された、2006年4月、田代くんはノロウイルスに感染して、入院先の病院で帰らぬ人になった。[2005年5月-09年10月OA]

vol.01「自立生活の危機」
vol.02「中途障害者の憂鬱」
vol.03「イギリス式に学ぶ理念」
vol.04「ある少年の夢」
vol.05「地域格差は解消されるか」
vol.06「負担法案?の描く未来」
vol.07「傷だらけの闘いの果てに」
vol.08「車イスで闘った衆院選」
vol.09「不条理」
vol.10「夢と現実」
vol.11「残された不安」
vol.12「ある知的障がい者の挫折」

推定患者数、150万人のB型肝炎、そして200万人のC型肝炎。

集団予防接種国民病ともいえるほどに感染が広がった原因について、国や学会は、“輸血と覚せい剤の回し打ち”としてきた。

肝炎患者の治療に従事していた札幌の美馬聰昭医師は、大半の患者が輸血も受けず、覚せい剤を使用していない事に気づき、集団予防接種での連続注射による感染の可能性が最も高いことを突き止める。そして、1989年に自身の患者5人を原告として、国を訴える『B型肝炎訴訟』を札幌地裁に提訴。

この集団予防接種による感染ルートを追跡して著書にまとめた、ノンフィクション作家・伊藤精介と共に、岩澤倫彦の取材チームは集団予防接種で連続注射を記録した証拠映像を地方局で発見、注射器に血液が逆流することの証明や、効果的な治療法を受けられずに亡くなる、B型肝炎患者の現実を伝え続けた。

『B型肝炎訴訟』は、昭和大学・与芝真影教授の証言が決め手となり、控訴審で、原告勝訴の逆転判決が下され、2006年に最高裁で原告勝訴が確定した。 

その後、全国各地で二次提訴が行われ、2011年に原告団と国は和解に合意、患者の救済制度が確立した。[2006年6月-2010年10月OA]

「命の闘いは誰がために〜難航するB肝訴訟」
「B型肝炎 裁判の行方」
「がん再発 B型肝炎の現実」
「遺伝子研究が救う命〜肝炎治療最前線」
「余命宣告・B型肝炎と国の償い」
「B型肝炎訴訟を闘い続ける意味」
「B型肝炎 感染リスクは誰にもあった」 など

主に出産時の止血剤として使用された、旧ミドリ十字の血液製剤・フィブリノゲン。1987年に、これを使用した青森県の産婦人科医院で、妊婦7人がC型肝炎になった際、旧ミドリ十字は証拠となるフィブリノゲン製剤を全て回収、旧厚生省も全国的な実態調査を行わず、闇に葬っていた。

山口美智子代表と福田衣里子さん
岩澤の取材チームは、幻の存在だったフィブリノゲン製剤を青森の産科医院から入手。独自に
C型肝炎ウィルスの混入を証明し、遺伝子解析によって妊婦のC型肝炎ウィルスとフィブリノゲン製剤が合致したと、スクープした。

同時期、薬害エイズ訴訟に関わった弁護士が中心となり、被害者を掘り起こして原告団を結成、2002年10月に東京、大阪を皮切りに、全国5カ所で国と旧ミドリ十字を相手に、損害賠償を求めて提訴。後に原告団代表として政府と対峙した、元小学校教諭・山口美智子さん(福岡市)には提訴前から密着取材、2008年の和解に至るまで原告団の活動を克明に報道を続けた。[2005年8月-2009年11月OA]

「C型肝炎と闘った家族の物語」
「患者支援法にかける福田衣里子の苦悩」
「C型肝炎への挑戦」
「薬害の責任と償い〜製薬企業のあり方を問う」
「インターフェロン治療 助成の盲点」
「救済されぬ肝がん患者」
「旧厚労省メモが語る“大罪”」
「薬害肝炎19年目の告白」
「舛添大臣への伝言 判決の本質とは」
「薬害肝炎と企業理念」
「肝炎患者に迫る死の危機」
「森進一が闘ったC型肝炎」
「クリスマシンと癒着の構図」
「生体肝移植/命を見捨てる保険行政」
「生体肝移植/感染から30年目の真実」
「断罪された国の肝炎対策」
「もうひとつの薬害肝炎」
「売血と死と薬害肝炎」
「最期の伝言」   など

フィブリノゲン

これまで言及されていなかったB型肝炎とC型肝炎の“感染ルート”について独自に調査を行い、予防接種や血液製剤によって感染拡大した実態の解明と、責任の所在を報道。

慢性肝炎から肝硬変、肝がんへと進行した患者の厳しい現実を伝え、医療費助成の必要性などを全36回の特集で問題提起した。[2001年4月-2004年3月OA]

2003年、血液製剤による薬害C型肝炎に関する調査報道で「新聞協会賞」、「米ピー・ボディ賞」を受賞

01章  「眠りから覚めた殺人ウイルス」
02章 「予防接種の功罪」
03章 「輸血の代償」
04章 「血液製剤の悪夢」
05章 「ウイルスとの終わりなき闘い」
06章 「大いなる反響」
07章 「浮かび上がる問題点」
08章 「私が感染したとき」
09章  「消えた鉄砲注射を追え」
10章 「歯科医療の死角」
11章 「新薬をめぐる光と影」
12章 「新たなる問題とは」
13章 「予防接種の感染を実験で実証」
14章 「全国肝検査の実態」
15章 「血液製剤15年目の真実」
16章 「隠された危険」
17章 「出生の悲劇」
18章 「空白の10年間」
19章 「宿命」
20章 「薬害」
21章 「血の錬金術」
22章 「生と死と薬」
23章 「日赤の決断」
24章 「感染ルーツを追え」
SP  「15年目の真実」
SP  「薬害 封印された真実」
25章 「時の証人」
26章 「償い」
SP   「マザーズ・ストーリー」
27章 「B型肝炎は予防接種が広めた①」
28章 「B型肝炎は予防接種が広めた②」
29章 「不作為」
30章 「輸血と無過失補償」
31章 「アメリカ・脳死移植の現実」
32章 「脳死移植に未来はあるのか」
33章 「生体肝移植の行方」
34章 「遺言」
35章 「GHQの功罪」
36章 「医原病」

やってはいけないがん治療
やってはいけないがん治療
がんを宣告された人の多くは、専門的な知識を持たないまま、病院や治療法など、大事な選択をしなければならない。
インターネットの普及によって、手軽に情報を得ることが可能になったが、同時に詐欺的ながん医療の「罠」も増えている。

本書は、20年以上にわたってがん治療をテーマに報道してきた著者が、取材者の視点から、がん患者が大事な選択の前に知っておくべきこと、詐欺的ながん治療を見抜く方法、そして医療現場の現実についてまとめた。
がん検診、代替療法、終末期医療、抗がん剤…フェイクを見抜き、自分で決断するための心得50。

発売日:2020年4月10日 出版社:世界文化社 
定価1200円+税

やってはいけない歯科治療
やってはいけない歯科治療・新書

日本人の歯をダメにした正体は歯科治療だった!
・虫歯を再発させる“手抜き”の「銀歯」の存在
・歯を削り、抜くことを当然と考える歯医者達
・歯周病治療を受けているのに歯を失ってしまうワケ
・危ないインプラント手術の現場に潜入
・「感染予防」実施率5割!歯医者の危険な実態
歯を失う連鎖は、「銀歯」から始まっていた。
健全な歯まで削り込んで、手抜き銀歯を被せ、歯周病を放置。さらには、歯を抜いてインプラント。
「患者の歯を守る」よりも「歯医者の都合」を優先した治療が横行している!では、いい歯医者と悪徳歯医者をどう見分けるのか?どうすれば自分の歯を守れるのか?
100人以上の歯科関係者に取材を重ねた著者が、歯科治療の実態をレポートする。 ​

発売日:2018年5月 出版社:小学館 
定価800円+税

バリウム検査は危ない
バリウム検査は危ない

胃がんの早期発見を目的として国が推奨してきたバリウム検診。
しかし、毎年受けていながらも進行した状態で発見されるケースは少なくない。また、排泄されないバリウムによって腸に穴が開くなどの深刻な事故も起きている。
それでもなお、国民の1割が受け続けるバリウム検診、その実情とはー。学会・厚労省を揺るがす大問題作。

発売日:2015年10月 出版社:小学館
定価1200円+税

薬害C型肝炎
薬害C型肝炎 山口美智子

2008年1月、薬害肝炎救済法の成立により、一応の決着をみた薬害C型肝炎。そこに至るまでの原告女性たちの命を削るような闘いがあった。国に勝利した彼女たちの闘いと心の葛藤を記録した感動のドキュメント。

発売日:2008年4月 出版社:小学館

検証薬害C型肝炎
検証C型肝炎

フジテレビC型肝炎取材斑が最新の科学という武器を使って明らかにした”薬害C型肝炎”。薬害の隠された真実と、放送されることのなかった取材をめぐる舞台裏の記録。

発売日:2004年8月 出版社:小学館