この国の自由を脅かす正体

「沖縄で講演をやる予定だったのが、施設から政治問題に関係するとの理由で拒否されました。同じ場所で、日本会議のイベントをやっていたのですよ。こんなところまで、安倍政権を忖度する。これが今の日本です」 9日、埼玉県での講演会で、孫崎享氏がこんな話を明らかにした。孫崎氏は、外交官から防衛大学教授を歴任、現在は評論家として日米関係の隠されてきた歴史などを著書で明らかにしている。トランプ […]

強権的な米軍、従順な防衛省

19日、沖縄・オスプレイ墜落事故の現場を海から確認してきた、北上田毅さん(辺野古抗議船・船長)が、参議院会館での市民集会で報告した。 「陸では規制がかかって、墜落現場に近づくのを阻止されていましたが、私は自分の船で海から現場付近に入りました。まだ、オスプレイの破片や装備品などが、沢山散らばっていました。 どう見ても不時着ではなく、墜落です」 この集会には防衛省の担当官僚たちが出 […]

【動画】沖縄基地問題・ドキュメント映像

先週から沖縄・高戸ヘリパッド建設現場や、辺野古基地の反対運動を取材してきた。 台風が去った5日は、高戸ヘリパッドの現場で動きがあった。座り込みをしている人の大半は、仕事をリタイヤした60代以上の世代だ。彼らは、徹底的に非暴力を貫き、反対の意志を示す。ネットでは、左翼活動家の集団というレッテルが貼られているが、大半は普通の人々である。 ただ彼らは、自分の子供や孫の世代に、負の遺産 […]

【沖縄・高江ヘリパッド】守るべきもの

工事現場に入るトラックを阻止する為、朝から座り込みをしていた100人を超える人々。彼らは、沖縄県民や全国から駆けつけた市民たちで、巷で流布されているような活動家ではない。自分の子供や孫に、大切な沖縄を守るために必死に新基地建設を阻止しようとしている。 東京、名古屋、大阪などから派遣された若い機動隊員たちは、工事トラックを現場に入れるために「人払い」をさせられている。まず、機動隊 […]

続2・沖縄・高江ヘリパッドの現場から

N1ゲートからのトラック通行もなく、大きな変化のない一日になりそうだと思っていた昼下がり。 建設反対派のリーダー・山城博治氏が、意表を突く作戦を仕掛けた。画像の有刺鉄線で囲われた建設予定地に、100人を超える老若男女が一気に傾れ込んだのだ。 何度もお伝えしているように、大半は高齢者と言える世代の方々だ。おそらく孫の世代にあたる機動隊員も力づくでの排除は難しく、今日の工事は中断を […]

続・高江ヘリパッドの現場から

午前中は、N1ゲート前の動きは無かった。ただし、台風が近づいているので、今日午後にトラック搬入の可能性が強いという見立てもあり、現場での座り込みが続く。 ヘリパッド建設現場で動きがある時は、ほぼ必ずNHKのクルーが来ると市民グループの人が言っていた。さもありなん、という感。 東京、大阪、神奈川、福岡から動員されている機動隊の若者たちに、一人の沖縄の女性が呼びかけていた。沖縄を虐 […]

沖縄・高江ヘリパッド建設現場から

いま、通称N1ゲート前に200人を超える市民が座り込みをしている。 ヘリパッド建設用道路の敷設を食い止めるためだ。 圧倒的に高齢の方が多いが、身体を張って基地を作らせないという気概に満ちている。まだ、トラックの搬入はない。嵐の前の静けさなのか。警備会社がゲート前に立ちはだかり、市民たちを見下ろしている。 市民の一人が『アベ政治を許さない』の旗を機動隊のバスに掲げた。悲壮感よりも […]

沖縄で起きていること

今日から沖縄・高江のヘリパッド建設予定地の現場に来ている。 驚いたのは、日本政府の高圧的な対応を食い止めているのは、大半が白髪のご老人たちだったことだ。 30度を超える大地の上で、徹底した非暴力のスタイルで、抵抗の意志を示している。 これに対して、東京や大阪、九州から動員された若くて屈強な警察官は、まるで権力を誇示するかのように暴力的な鎮圧、排除を行う。 こんな事が、民主主義国 […]