歯を守るためにすべきこと

「本当は大間違いだった 歯ブラシ、ハミガキ剤の選び方、使い方」

スウェーデン・デンタルセンター 弘岡秀明氏
スウェーデン デンタルセンター院長 弘岡秀明氏(C)M.IWASAWA

今日から発売の週刊ポストでは、毎日の歯磨きをテーマに記事を書いた。 一部ではあるが、健康被害を引き起こす可能性があるハミガキ剤や、歯周病を悪化させかねない歯ブラシも存在する。
それは、歯科関係者にとっては知られた事実でありながら、大手メーカーであるがゆえに、マスコミで報道されることはなかった。

多くの人が常識と思っている歯磨きの方法自体が、虫歯や歯周病の原因解決になっていない。
だから、いつまでも再発を繰り返し、やがて歯を失うことになってきた。 なぜ、このような状況になったのか?
ハミガキや歯ブラシメーカーによるコマーシャリズム、ガラパゴス化した日本の歯科業界、政策判断を誤った厚労省。
その責任と解決策については、いつか本にまとめたいと思う。

心ある 歯科関係者たちは、この状況を変えようと考えている。
今回は、歯周病治療のリーダーである弘岡秀明先生をはじめとする第一線の 歯科医、歯科衛生士が、取材に協力して下さった。
昨年は11回にわたって「日本の歯科治療は間違っていた」という視点で連載してきたが、「それでは、どうすればいいのか?」という読者の方々から疑問を受けた。
今回の記事は、私なりの回答の一つである。

大間違いだったオーラルケア 【週刊ポスト 2017.4.14号】
>80歳までに半分の歯を失う日本人 大半が歯磨き粉について誤解
>歯ブラシの誤解 山切りカットや電動歯ブラシ医師評価は?
>歯磨き粉の誤解 「研磨剤」ではなく「清掃剤」表記に注意
>歯ブラシ「硬め」に歯周病リスク 医師は「やわらかめ」推奨