膵臓がんの早期発見を可能した「超音波内視鏡」

今週発売の週刊ポストで、膵臓がんの早期発見を可能にした、「超音波内視鏡検査」について書かせていただいた。

死に至りやすい膵臓がん 超音波内視鏡検査で5年生存率3倍に
[週刊ポスト2018.3.23・30合併号]

膵臓がんは、今年1月に70歳で死去した、元プロ野球監督の星野仙一をはじめ、千代の富士、坂東三津五郎など、著名人の命を奪っている。(敬称略)
進行が早く、多臓器に転移し、有効な化学療法がないので、あっという間に死に至ってしまうのが特徴だ。
膵臓がんの5年生存率は、1期:41%、全期合わせると、僅か9%しかなく、「胃がん」の1期:97%、全期:73%と比較すると、いかに厳しいがんであるか分かる。

膵臓がんの場合、発見した時には転移しているケースが多く、治療が困難だったが、この状況を変えつつあるのが「超音波内視鏡検査」である。
尾道市では、地元医師会と連携し、膵臓がんのリスクが高い患者に「超音波内視鏡検査」を行なった。
これにより、膵臓がんの5年生存率(0&1期)を20%にまで引き上げている。
この取り組みの陰には、医師たちの人間ドラマがあった。それについては、追ってお伝えしたい。

※本特集記事に関しては「超音波内視鏡検査」に関してのみ、私が担当した。
紹介されている「AIS」「ミアテスト」「MR-PET」に関しては、膵臓がんを治癒可能な段階で早期発見する、という視点で捉えると「有効性は確立していない検査方法」だと私個人は考えている。