銃剣道は武道ではない

人を殺傷することを基礎にした「銃剣道」を中学の体育授業に導入することは、日本の右傾化と符合している。 森友学園の問題は、その流れの中で偶然に発見されたプロセスのひとつに過ぎない。

一般の「剣道」において「突き技」は、極めて危険性の高い技であり、身体の成長期にある小中学生には安全上の理由から禁じられている。
超マイナーな競技?であり、深刻な事故の可能性を秘めているエセ武道を中学生の体育に導入する妥当な理由は見当たらない。
全日本銃剣道連盟のホームページには、次のように記載されている。

『我が国における 銃剣道の芽生えは、明治初期、フランスから伝来した西洋式銃剣術を取り入れ、 研究がなされたものである。(中略) 初めは「銃槍格闘」、 または「銃剣格闘」と呼ばれ、次いで「銃剣術」と名付けられ、さらに昭和16年、大日本銃剣道振興会が設立されたとき、「銃剣道」と改められたものである』

全日本銃剣道連盟ホームページ

この歴史を冷静にみれば、銃剣道が「武道」を名乗るなど、笑止千万だ。
このエセ武道が誕生した時期、本格的に普及させようとした時期の二つは、日本の軍国主義化と重なっている。
銃剣道を推す者たちの狂気、教育勅語を是とする政府答弁、森友学園への便宜供与、これらは全て繋がっている。
私たちの子供が、このエセ武道を学校で習うことなど、絶対に許してはならない。