「レジンで治療できませんか?」

銀歯が今月から値上がり!と言うニュースを受けて見つけたブログ。
「歯医者さんで、銀歯になります!って言われたら、すぐに確認してください」目黒歯科医院 2016.7.31  

日本人に馴染み深い「銀歯」に使われているのが、金銀パラジム合金。
レアメタルでもあるパラジウムの相場が高値で推移していることを受けて、「銀歯」も値上げされた。
この関連を調べている時に、去年自分が週刊ポストで書いた記事を引用したブログを偶然に見つけたので、紹介したい。

これを書いている歯科医の方とは全くお付き合いがないが、実に本音のままに日々の診療の苦悩を書いていて面白い。
マスクをして向き合っている歯科医が、どんなことを考えているのか、少しだけ理解できるかもしれない。

虫歯の洪水時代には、コストや耐久性のバランスから「銀歯」は、最適な材料だったようだ。 しかし、歯を極力削らずに治療できる、コンポジットレジンの性能が上がり、現在では銀歯と遜色ないレベルになっている。
欠損してしまった部分が大きいとコンポジットレジンでは対応できないこともあるが、保険でもCAD/CAM冠(ハイブリットレジン)も使えるようになったので、この歯科医のアドバイスのように、「レジンで治療できませんか」と聞いてみるのもいいかもしれない。

「レジンは耐久性が低いからやめたほうがいい」という答えが、もし返ってきたら…。 私なら迷わず、別のクリニックを探すと思う。