がん治療の未来は、本当にバラ色か?

未来世紀ジパング「大きく変わる がん治療最前線」2018年5月16日放送 16日夜にテレビ東京でOAされた「未来世紀ジパング」では、ダヴィンチ(手術支援ロボット)や、重粒子線治療、オプジーボ、光免疫療法などの最新がん治療が紹介された。 これまで数百万円が必要だった高額な治療が、次々と保険適用になり、高額療養費制度によって最高約10万円ほどの自己負担で済むことを伝える内容だ。ゲス […]

脳死臓器移植の現実

脳死状態の少年が覚醒 医師が生命維持装置止める寸前に アメリカ・アラバマ州に住む13歳の少年が、交通事故で脳死と判定された。親が臓器提供の書類にサインした翌日、少年は意識を取り戻したという。それから一ヶ月あまり、少年は頭の傷が痛々しいまま、BBCの取材に応じて、普通に受け答えをしている。歩行は母親の介助が必要なようだが、ラジコンカーの操作をしている様子からは、手足も動くようだ。 […]

HPVワクチンの重篤な副反応は、世界各地で起きていた

「HPVワクチンの問題は、日本だけで起こっていることだと、よく言われています。でも、今日の話を聞いて、そうじゃないと分かりました」坂井七海さんの言葉は、私自身の感想と重なった。ワクチンを接種した翌日に失神して、高熱、歩行障害、痙攣、腹痛など、様々な体調異変に苦しんでいる坂井さんは、今も車椅子生活を送る。 24日、東京大学・武田ホールで行われた国際シンポジウム「世界のHPVワクチ […]

膵臓がんの早期発見を可能した「超音波内視鏡」

今週発売の週刊ポストで、膵臓がんの早期発見を可能にした、「超音波内視鏡検査」について書かせていただいた。 死に至りやすい膵臓がん 超音波内視鏡検査で5年生存率3倍に[週刊ポスト2018.3.23・30合併号] 膵臓がんは、今年1月に70歳で死去した、元プロ野球監督の星野仙一をはじめ、千代の富士、坂東三津五郎など、著名人の命を奪っている。(敬称略)進行が早く、多臓器に転移し、有効 […]

ジャーナリストの覚悟とは何か

「新聞でも本でも雑誌でも記事を書くというのは人を傷つける行為ですよ。褒めることもあるけれど、多くの場合は人を傷つける。それを報じるのが社会的に必要なことであったとしても。そのために配慮をしたり、ブレーキをかけたりはするわけだけれども、書くということは本質的に人を傷つけるものです」 「志があれば負けはない」久しぶりに再会した恩師が教えてくれたこと(BuzzFeed 2018.2. […]

薬害再発防止に向けた取り組み

2008年に薬害C型肝炎訴訟は、国、製薬会社と和解して、被害者救済の枠組み等について基本合意した。ただし、和解から10年が経過しても、まだ約束が果たされずにいるのが、「薬害再発防止」に向けた取り組みである。原告団や弁護団が求めているのは、薬害の被害者、医療者、弁護士などで構成された、第三者組織の設置だ。 これまで、医療問題の検討会議といえば、厚労省側が、医療者や消費者団体、メデ […]

捏造記事を量産するヘイトメディア

産経報道「米兵が救助」米軍が否定 昨年12月沖縄自動車道多重事故[琉球新報 2018.1.30]※上記のページは現在表示されないため、「沖縄タイムスの報道」および「産経ニュースにアップされた、お詫びと削除」のURLを記載します。沖縄タイムスでは、12月からの報道内容を確認することができます。 沖縄タイムス[2018.2.9]「米兵が救出」記事、産経新聞が削除 沖縄2紙・読者に謝 […]

デンタルプラークは歯の垢?

「プラークを歯垢と呼ぶべきじゃない。プラークは〝垢〟とは違う」 「エビデンスに乏しい情報が、歯科では氾濫している。嘘も多い!」 口腔内バイオフィルムに関する研究の第一人者、奥田克爾先生は、怒りをこめてこう述べた。今月21日に都内で行われた「ADI.Gアカデミー」でのこと。口腔内では、数百種類!の細菌が結合してプラーク(=バイオフィルム)を形成して、虫歯や歯周病を引き起こしている […]

新年のご挨拶に代えて

原発事故が起きて、もうすぐ7年。 あの時に生まれたはずの絆や連帯はいつの間にか消え去り、むき出しの増悪が台頭するようになりました。 不戦を誓ったはずの日本で、決して戦地には立たない政治家が、戦争行為も辞さないと公言しています。 さらに命の詐欺ともいうべきニセ医療で私腹を肥やす行為も放置され、患者と医療者の不信感は深まるばかりです。 こんな時代だからこそ、500年前にキリスト教の […]

ペンネームのジャーナリスト「村中璃子」を無視する理由

HPVワクチンをめぐって、反ワクチン報道に批判的な記事を書いている、医師でジャーナリストとされる「村中璃子」という人物が、科学誌ネイチャーが主催する「ジョン・マドックス賞」を日本人で初めて受賞した。大半の新聞やテレビは、これを報道しなかったが、上武大学の田中秀臣教授は『日本のマスメディアの特異な現象を目の当たりにした。いわゆる「報道しない自由」ともネットなどで批判される態度であ […]

がん免疫療法クリニックから利益を得ている日経グループ

☞「がん免疫療法の普及へ道筋を」 日本経済新聞 2017.11.10 「がん免疫療法の普及へ道筋を」と題した、11月10日付の日経新聞社説は、矛盾に満ちている。事情を知らない一般市民を欺く主張だ。 まず、根拠となるファクトを提示する。 https://www.youtube.com/watch?v=1odm9HM2ivA (追記:現在、この動画は削除されています) 上記URLは […]

「猫だまし選挙」に騙された国民

特集ワイド:10・21 安倍首相、秋葉原演説会ルポ 政策より「敵たたき」に喝采(毎日新聞 2017.10.24) 極右のような人々の群れが、安倍首相を応援する、むき出しの憎悪に満たされた、投票前日の秋葉原。 今日午後3時過ぎ、毎日新聞のトップサイトで再公開されたのが、この動画だ。選挙の結果を見ると、やはりこうした人々が相当いるのだと実感できる。この国は、いつの間にか大きく変わっ […]

確信犯か、大馬鹿か

「自民・公明で310議席獲得 改憲発議に必要な3分の2」(朝日新聞 2017.10.23)※現在、この記事は削除されています 前原氏が民進党を壊したのは、確信犯だろう。彼の不誠実で無責任な行動が、与党の大勝利を導いたのは明らかだ。もし読み違えたのなら、ただの大バカでしかない。 不公平で、平然と嘘をつき、仲間内で利益を独占し、北朝鮮を無駄に挑発して危機を煽り、極右思想を振りかざす […]

若き記者の命が伝えたかったこと

報道機関に所属している時は、様々な制約を受け、組織の論理に従わざるを得ない。 この情報を伝えてくれた堀潤さんしかり、かつて民放の報道番組に所属していた私においても同じだった。だからといって何かあっても組織は、個人を守ってくれるわけではない。 この若き記者の人間性は、選んだテーマを見れば分かる。もし、彼女が生きていれば、この乱世をどう伝えただろうか。 「過労死した元NHK佐戸未和 […]

免疫療法を肯定してみせた元厚労技官の論理

☞「他家臍帯血治療でなぜ医師は逮捕されたのか」日経メディカル 2017.10.5 厚労省がいよいよ免疫細胞療法の規制に乗り出す、というニュアンスの報道をNHKがここ数日行なっている。だが、どこまで本気なのか、引き続き注視する必要があるだろう。 がん拠点病院には免疫細胞療法を禁じる、民間の免疫クリニックは、施設基準で安全性を担保して継続、という決着の可能性もあるからだ。日本医科大 […]

的外れな代替療法批判!免疫細胞療法を放置してはいけない

☞「南果歩 抗がん剤ストップ中と明かす」日刊スポーツ2017.10.3 この数日、女優・南果歩さんが、日本対がん協会のイベントで、標準治療を中止して代替療法に切り替えたと発言したことを巡って、議論となっている。日刊スポーツは、10月1日付の配信記事のリード(見出し)に『見本にして』と入れていたが、批判が高まったことを受けてなのか、今日になって、このワードをカットしたとみられる。 […]

がん免疫細胞療法の勉強会で伝えた 「騙しの手口」と「患者を孤立させないこと」

9月29日、埼玉に拠点を置く、がん患者会シャロームさんの勉強会で、お話をする機会をいただいた。 テーマは「がん免疫細胞療法・白衣の詐欺師」。 約60人の参加者は、基本的に会員限定だったので、「がん免疫細胞療法の何が問題なのか」「患者を信用させる巧妙な騙しの手口」などを、潜入取材の映像や、実際のクリニックなど具体名を挙げてお伝えした。   会場には、免疫細胞療法に誘導さ […]

薬機法違反疑いの宣伝を行なう免疫クリニック

 〈追記〉 このページも9/28午後に閉鎖されました。 前回の投稿で指摘した、フェイク患者支援団体の続報。 「フュージョン細胞はがん治療を変える」のサイトに、今月22日にOAされた、日テレ・ミヤネ屋の免疫療法特集について、次のような記載がある。 「番組のほとんどは、免疫療法はインチキだとする標準治療推進派の言いたい放題の内容だったのですが、出演されていました国立がん研究センター […]

ネットで暗躍する免疫療法クリニックの正体

「免疫療法バッシングは、週刊ポスト9月8日号に飛び火」と題する奇妙な投稿があった。「一般社団法人がん予防サポートセンター」という団体の代表を名乗るオオクボコウイチ氏という人物が、私の特集記事に対して、偏った内容で患者をバカにしていると批判しているのだ。この投稿に不自然な匂いを感じて調べてみると、オオクボ氏は有効性が立証されていない「免疫細胞療法」を行なっている組織の関係者と判明 […]

NHK「ありのままの最期」患者の自己決定権

「こちらで対応する患者さんではないはずです。もう一度、しっかりご家族に話してください!」   救命救急センターの医師が、電話を叩きつけるように切った。 抑えきれないほどに、医師の気持ちが高ぶっていたのには、理由があった。   搬送依頼があったのは、これまで何度も運ばれてきた、在宅の末期がん患者。 その患者本人は、延命治療の拒否を書面で示していた。 医療現場で […]